ミャンマー、ラオス、ベトナム生息のBulb. spatulatumはBulb. frostiiに似て履物のような花をつけます。Bulb. frostii(3cm)に比べて一回り小さい花(2cm)ですが5- 10輪程と多輪花です。今月タイから入荷した20株の植え付けが終了したところです。栽培は中温タイプとなります。写真2はサプライヤーからです。


ミャンマー、ラオス、ベトナム生息のBulb. spatulatumはBulb. frostiiに似て履物のような花をつけます。Bulb. frostii(3cm)に比べて一回り小さい花(2cm)ですが5- 10輪程と多輪花です。今月タイから入荷した20株の植え付けが終了したところです。栽培は中温タイプとなります。写真2はサプライヤーからです。


フィリピン・ミンダナオ島Lanao生息のバルボフィラムの新種Bulb. marknaiveiの植え付けが終わりました。下写真が炭化コルクに付けた3例です。

ミャンマー・タイ、ベトナムなどに分布する中温タイプのデンドロビウムです。Den. farmeri var. albaとよく混同されているそうですが、orchidspecies.comによると本種はリップが卵形で基部(縁のギザギザではなく基部全体に)に細毛がある点で異なるとされます。今回入手したサプライヤーのサイトではDen. farmeriと本種とは別種として扱っていることからDen. palpebraeと見なして問題は無いと思われます。本種名で国内マーケットをネット検索したところ数点ヒットし、その多くが種の表記としてDen. palpebrae (Den. farmeri var. album)とされており両者を区別していません。よって現在の国内マーケットで販売されている種がDen. farmeriかDen. palpebraeのどちらかは不明です。1株3茎(疑似バルブ)で3,000円が見られます。本サイトでは凡そ5倍サイズの葉付15茎で3,000円としました。本種のような長く下垂する総状花序をもつタイプは、大株仕立てでより多くの花茎を発生させ豪華さを増すことが好ましいと思います。下写真1および写真2は植え付けが終了した2株を撮影したもので、写真1が14茎、写真2が15茎です。写真3はサプライヤーからの写真です。



ルソン島北部から黄とクリムゾン色のツートーンカラーのデンドロキラムを入手しました。送られてきたサプライヤーの写真は花の画像が不明で種名がなかったことから小さなバルブからなるバルボフィラムではないか思っていました。しかし現地に入荷した開花株を見てデンドロキラムと分かりました。色合いが良いのでこれはこれでと10株程を持ち帰りました。下写真がそれで右は植え付けが終わった2株です。(後記: 詳しく写真の株を調べたところ、花茎が葉元からではなくバルブの下部、すなわちバルブのリゾームとの付け根辺りから出ていることが分かりました。これはデンドロキラムではなくバルボフィラムの形態であり、現在精査中です。)




Mindanao島から入手のAppendicula malindangensisの植え付けが終わりました。4年前は素焼き鉢にミスゴケでの植え付けでしたが今回はスリット入りプラスチックポットにミズゴケ(下写真1)です。また本種は着生ランであることから数株を写真2のようにバーク木片にも取り付けてみました。こちらは展示用です。写真2の左端の株は70㎝を超える非常に長い茎が2本あり、またその隣の株は新芽が2本出ており順化期間を含め成長が観察できるためバーク付けとなりました。ポット植えの本種の価格は、従来通り2,000円です。


写真1はフィリピンから持ち帰ったEuphlebium spの6株です。昨年フィリピンよりEuphlebium balzerianumとbicolenseを入手しました。これらは1日花のため人気が今一つです。展示会に出し審査時点では花が咲いていても翌日の初日には枯れていると言う何とも都合の悪い性質もその原因の一つかも知れません。一方で短命であるが故に花への愛着が湧くもので謂わばマニア向けと言ったところでしょうか。Den. amboinenseも代表的な1日花ですが、こちらは浜松温室では年に2回、全株が一斉に開花します。一方Den. crumenatamは年3回、またDen. insingneはほぼ4回です。それに対してEuphlebium balzerianumとbicolenseの2種を一緒に栽培している温室内では、株単体の開花は年3回程と思いますが、前種の一斉開花とは異なりそれぞれがばらばらに開花する性質があり、2種合わせて20株以上を栽培していると、冬季の4か月を除き毎月どれかの株で花が見られます。Euphlebium属はフィリピンに8種程知られています。しかし今回の6株は種名不詳での入荷のため開花まで分かりません。
写真2はCymbidium Bukidnonのsp2種とCym. aliciaeの植え付け後の風景です。順化には1-2か月程を要すると思います。5月中旬タイから10株を入荷した大株のCym. aloifolium f. flavaは今月に入り新芽が見られるようになり順化が完了したところです。


Palawan生息のDen. spがあるとのことで20株を持ち帰りました。株の葉や茎の形状を見る限り、類似する種としてはDen. fairchildiaeが考えられるのですが、Den. fairchildiaeがPalawanに生息する情報は聞きません。ラン園のスタッフによると入荷時にピンク色の花が咲いておりDen. miyasakiiよりはやや小さい花であったとのことでした。Den. miyasakiiを知っているのであればDen. fairchidiaeも知っているであろうと思われるのですが。いずれにせよ開花するまで種名は分かりません。Den. fairchidiaeであれば、現在10株ほど栽培をしており年2回開花するので確認ができると思います。下写真が今回入手したDen. spです。


Bulb. glebulosumの一部取り付けを始めました。下写真左の右3株がそれらです。価格は2,000円から5,000円の範囲となります。この株の取り付けの際にも種名不詳の株が混在していました。それが左端の1株です。このBulb.spもこれまでに扱った種に合致するものがなく開花を待つ以外ありません。一方、写真右はBulb. levanaeで初入荷です。バルブは短径で丸みがありますが花形状はBulb. trigonosepalumと似ておりBulb. trigonosepalum 近縁種の一つです。


マレー半島およびタイ生息の本種を5月に5株初入荷し、今月新たに10株を得ました。入荷時の株の形状を見ると、そのまま茎が直立(下写真右3株)しているものと、Vanda merrilliiによく見られる主茎は下垂するものの先端部は上に向かって湾曲しているものがあり、そうしたこれまでの生態状況に合わせて取り付けました。一般サイズで2,500円を予定しています。


ヒマラヤからミャンマー、タイ、ベトナム、ボルネオ島まで広範囲に分布する本種は3-4㎝のそれなりの大きさの花を多数同時開花しバニラの香りがするそうです。比較的知られたデンドロビウムと思います。半立ち性ですが、疑似バルブ(茎)が長くなると下垂します。よって大株では、支持棒を用いたポット植えか、吊り下げ栽培となります。国内マーケットにおいては数ラン園が本種を2,000円から3,000円程で販売しています。これらの多くは疑似バルブ数が5本前後で、15㎝に満たない小さな株もあるようです。今回、タイのラン園から直輸入で入手したDen. cumulatumは、全ての株で1株のバルブ数は20本前後で、その背丈は50㎝以上あり、国内でこれまで販売されている株の様態とはまるで異なることから20株入手した中から4株を参考に写真に撮りました。20株ほとんどがこのサイズです。写真上段のメジャーは50㎝長のものです。
本サイトではこの大株?で現在の市場価格相当の2,500円での販売を予定しています。炭化コルク付けを考えると実質株自体はこのクラスター状の株で2,000円程となります。タイのデンドロビウムなど今後順次紹介していきますが、2,000年以降の新種や希少種を除き、本サイトでは1,500円から2,500円の価格を検討しています。趣味家の方は購入される際、株サイズも同時に評価下さい。


