新型コロナウイルス問題

 昨日NHK特設サイトで、国内のラン業界にも深刻なコロナウイルスによる被害が及んでいることを知りました。慶弔用胡蝶蘭マーケットですが1/3程度に減少しているとのことです。一方、フィリピンではマニラ首都園のロックダウンによりランの出荷は止まったままだそうです。このため農園では、これまで開花間近な株を出荷していたものの、行き先を失った数千株が満開となり、作業者にとっては始めて見るその美しい風景を喜んでいるとのオーナーの強気のコメントもありました。裏返せば、その次に来るものは何か?そう思わざるを得ない深刻さが伺えます。

 当サイトでは原種のみの特殊なマーケットを対象としていることから影響は余りありませんが、問題はラン生息主要国間との渡航制限によって、海外からのランの入手ができないことです。おそらく夏ごろから渡航制限も緩和すると思いますが、ラン生息国での実際の感染者数や潜在感染の恐れは、しばらくは残ると考えられ、こうした国に出かけるには、ワクチン接種を行った上でないとリスクが高く、結果としてワクチンが出来るまでの1年近くは渡航は困難です。EMSによる対応もあり、これができるのがいつになるかです。それまで当サイトでは現在8,000株ほどあるランの植え替え等の整理と、入手以来4年以上開花が見られない株、名称不詳のsp株などを中心に栽培管理を強化する予定です。 いずれにしても1日も早いコロナウイルス問題の終息を願うばかりです。

Bulbophyllum lasioglossum

 フィリピンルソン島、標高1,000m生息のBulb. lasioglossumが一斉に開花を始めています。本日(30日)現在で3分咲きと云ったところです。例年では5月から7月頃にかけて、それぞれがバラバラの開花でしたが、今回のような同時開花は初めてです。当サイトでは昨年、サンシャインや東京ドームラン展にて10バルブ程のサイズ株を3,500円で販売しました。比較的人気が高いバルボフィラムで、中温タイプです。

写真1 Bulb. lasioglossum
写真2 Bulb. lasioglossum

Phalaenopsis schillerianaの植え替え作業例

 4月から5月中旬は多くのランの植え替え最適期です。1昨年暮に入荷したReal Quezon州生息のPhal. schillerianaの1年半の栽培を観察し、その結果を踏まえ今回植え替えを行いました。Phalaenopsis属Phalaenopsis節(Phal. amabilis, aphrodite, schilleriana, stuartianaなど)は、自然界では40cmを優に超える大きな葉をもつ大株となります。多くの太く長い根は栄養を蓄え大株、いわゆる多輪花、となる必要条件ですが人工栽培では自然界とは異なり、ポットやヘゴ板等を用いる以上、そのサイズには制約があり、根張り空間を広く取ることは困難です。一方で、植え替えが無い栽培環境での胡蝶蘭の株寿命は精々5-6年程と云われています。当サイトではミズゴケの保水力が半減する前の、2年を目途に植え替えを行っています。

 当サイトでは、葉や茎が下垂するランには、2017年以前のヘゴ板、杉皮板、またココナッツファイバーマット利用から、近年は炭化コルク付けの栽培が主体となり、Phal. schillerianaもその一つです。支持材はそれぞれ特徴があり、ヘゴ板は長時間の適度な保水力があり最も成長が良いものの、植え替えには根を切断することなく剥がすことは困難で、大半が切断されることで、1年間程は作落ちが起こります。杉皮板からの株の取り外しは、根を痛めることは少なく、杉板の薄皮ごと剥がすことが出来ますが、板にカビが生え易く、見た目に良くありません。ファイパーマットはミズゴケとの組み合わせで高い保水力が得られる反面、ヘゴ板同様に根がマット繊維に絡み、取外し作業は結構厄介で長時間かかります。一方、炭化コルクは、コストや加工性に優れているものの、前記に比べ保水力は弱く夜間湿度が十分(80%以上)得られる環境でない限り、乾燥が進みます。炭化コルで上手く育たない栽培の主な原因は、かん水による濡れた状態と乾燥とが数日間隔で繰り返されることです。常に湿った状態が必要な成長期にこれが日常的に繰り返されると、コルク取付での栽培は困難です。

 下写真は炭化コルクに活着したPhal. schillerianaの取り外しから、新たな植え付け作業までを撮影したものです。写真1-3は植え替えをするにあたっての必須準備品です。写真1はウイルス感染防止用のリン酸三ナトリウム溶液で、鋏を含浸します。、写真2はコルクから根を取り外す際に傷つく根に、バリダシンとタチガレエースの混合薬剤を散布するスプレー。写真3はこれまでの35cm x 12cm長から今回用いる植え替え用の60cm x 12cmの炭化コルク(右奥)です。

 写真4がこれまで植え付けされたコルクの表面を覆っていたミズゴケを強いシャワーで洗い流した後の状態。写真5は株上部の根の活着状態。写真6は根の一部が潜っていたコルクの表面を剥がし、根を掘り出した状態。写真7はコルクを貫通している根の状態を示したコルク断面。写真8は株右下の根のコルクに潜っていた数本の根(白と紫色)を取り出した状態。写真9は全ての根をコルクより取り外した株と、コルクの残骸。全ての根は切断無く取り外されています。写真10は、取り外した株を新たに60cm長のコルクに植え付けた状態。写真11は、これまでミズゴケやコルクに潜っていた部分(根の白と紫色)は新たな植え付けではミズゴケの下に、コルク表面や空中に出ていた根はミズゴケ上に乗せて1mmのアルミ線で留めた状態。写真12は同様に処理された他の株です。炭化コルク表面に活着した根は、根とコルクとの間にハサミの先端を差し込み、根の先端から順次基部に向かって剥がすことになります。またコルク内部に潜り込んだ根は、その根周りのコルクを剥がさなければならず、僅かな手振れでも根が折れたり、切れてしまいます。これが難なく出来るようになるには経験を積むしかありません。

写真1 リン酸三ナトリウムとハサミ
写真2 取り外した根の病害防除用薬品
写真3 60cm長炭化コルクと3Aクラスミズゴケ
写真4 ミズゴケ洗い流した後の株の状態
写真5 写真4の拡大画像
写真6 コルク表面を剥がし潜っていた根を取り出した状態
写真7 コルクを貫通していた根を側面から見た画像
写真8 潜っていた数本の根を掘り起こした状態
写真9 コルクの残骸と取り外した株
写真10 新しい60cm長コルクへの取り付け
写真11 根の植込み
写真12 Phal. schillerianaの植え付け後

 こうした植え替え作業で重要な留意点は以下となります。

  1. 植え替えはウイルス感染を防ぐため、鋏は火炎殺菌又はリン酸三ナトリウム規定希釈溶液に10分以上含浸する。よって連続作業には数本の鋏が必要。
  2. それまでの取付材から外した根は傷ついており、病害防除のためバリダシン、タチガレエースなど薬品散布を行う、この際、ウイルス感染防除のため株毎にスプレー散布とする。
  3. 根は可能な限り切断しない。古い支持材の再利用はないものとして、根を最優先で残す。根を多く切断すると作落ちにより古いから落葉が始まる。
  4. 可能な限り新しい支持材は根張りの空間面積を広く取る。最下段右写真では株の上部に30㎝を超える伸びしろ分があるが、これは2つの目的があり、一つは根張り面積を広く取り、大きなサイズに育成するためと、より重要な点は、この広い面積全面にミズゴケを敷くことで根の周辺をより長時間湿らせ、乾燥を防ぐためである。

Aerides odoarataについて

 東南アジアに広く分布するAerides odorataは近縁種Aerides lawenciaequinquevulneraなどを含め、変種やフォームが多様で明確な分類がなされているとはとても思えない状況です。下写真はいずれも本サイトにて撮影した花画像です。写真1の花は黄色のリップと、クリーム色のセパル・ペタルの先端が淡い青紫で、J. Cootes氏のPhilippine Native Orchid SpeciesのAerides odorataと同じフォームです。このフォームはorchdspecies.comの青紫色の画像とは異なっています。一方、当サイトでは写真2および写真3のリップが金色で、セパル・ペタルは純白の種が現在開花中です。このフォームをアルバとするサイトも見られますが、当サイトの2017年10月の歳月記に掲載しましたアルバは、リップを含めて全て白色です。この総白色種は今日、Aerides magnifica f. albaではないかという見方もあります。いずれにしても写真2のフォームはマーケット情報からは希少と思います。大株で3花軸あり、花軸当たり蕾を入れ最大42輪です。

写真1 Aerides odorata
写真2 Aerides odorata yellow-lip_wihite sepals/petal
写真3 Aerides odorata yellow-lip_wihite sepals/petal

Dendrobium sororiumとDendrobium purpureogriseum

 2018年12月に、ソロモン諸島から入荷したデンドロビウムを、Den. spとして同じ年の歳月記で紹介しました。その時点では種名不詳でしたが翌年に開花し、花形状からこの株はDen. sororiumであると判断し、2019年1月および2月の歳月記に取り上げました。このロットには、大別して葉の表裏両面共に緑色の株と、表面が灰色がかった緑色で裏面が紫色の2つのタイプが含まれ、さらに新芽は当初は紫色を帯びているものの、やがて伸長するに従い緑色になるタイプも見られたり、入荷時には株の多くで葉は楕円形状ですが、1年半の栽培で新たに発生した葉はやや披針形に変化する様態も見られます。

 同一種でありながら葉裏の色が異なる種にはAppendicula malindangensisが知られ、高地生息種は緑で低地は紫が多く、花色も高地は青、低地は紫です。またボルネオ島Phal. amabilisは、しばしば濃緑色の葉の基部や裏面が赤紫色が混じりJavaやスラウエシ島などとは異なります。

 本種の葉裏の色違いも地域あるい標高差によるものと思っていました。しかし昨年11月、知人より葉裏が紫色のタイプが2019年発行のMalesian Orchid Journal. 23: 79 (2019).に新種、Den. purpureogriseumとして記載されているとの情報を頂きました。Den. sororiumの葉色に紫色は無いようですが、論文にはDen. purpureogriseumDen. sororiumの同定に葉色は決定要素ではなく、リップ中央弁上の突起(keel)がDen. purpureogriseumは3列あるとされます。また両者共にソロモン諸島ではなく、スラウエシ島生息とされていますが、株や花形状から同一種で間違いはないと思います。昨年発表と云う直近の新種のため、前記論文以外この種の情報がほとんど無く、マーケット情報もありません。本種については歳月記(2018年12月、2019年1月、2月および6月)でDen. sp SolomonとかDen. sororiumとして紹介したものの、ラン展等での販売はしておらず、歳月記で知り購入された方は2名程です。

 今月、本種について植付けから1年半経過したため、改めて株の状態を調べてみました。すると葉裏面が紫タイプは両面緑タイプと比べ成長が悪く、両者合わせて20株程の株を抜いて根を調べたところ、緑タイプの株はそれぞれ多数の根があるのに対し、紫タイプは数本と少なく株にも勢いがありません。2018年12月に入手し2019年6月までの冬季から晩春までは、2タイプ共に高温室で元気よく成長しており、2019年の夏期を過ぎた頃から紫タイプが揃って成長が止まったようです。考えられる原因は、Den. sororiumDen. purpureogriseumの生息域は600m – 1,400mの高温から中温域に及んでおり、入荷した2つのタイプはそれぞれ生息標高差が異なり、紫タイプは高地生息のため、当サイトでの夏期の高温がダメージを与えたものと推測しました。このため今回新たに植え替えし、紫タイプは全て中温室に移動することにしました。写真1が葉裏紫タイプ、写真2が緑タイプ、写真3は葉色の比較です。写真2, 3の下段は現在(21日)開花中の緑タイプの花を撮影したものです。写真2のリップ画像で、中央弁基部からもじゃもじゃした先端部までの帯状の黄色部分に、3つの起伏が平行して並んでいるかどうか種分けの判断となります。これから多数の株が開花すると思いますが、それを待って調べる予定です。

写真1 Den. purpureogriseumDen. sororium ?
写真2 Den. purpureogriseumDen. sororium ?
写真3 Den. purpureogriseumDen. sororium ?

Bulbophyllum translucidumの植え替え

 本種は2016年7月に発表されたフィリピン低地生息の新種のバルボフィラムです。当サイトでは、同年9月にBulb. leytenseとして50株程入荷し、2017年5月の開花によりそれら全てがBulb. translucidumのミスラベルと分かりました。バブルや花形状が全く異なる本種を、なぜサプライヤーがBulb. leytenseと名付けたのか不明ですが、共通するのはレイテ島生息種であることです。

 栽培は容易な種ですが、3-5cm程のリゾームで直線的に伸長するため小さな支持材では、株は1-2年ではみ出してしまいます。本種は当初20-30cm長の主に杉皮板に取り付けていましたが、1年程前から支持材を超えるようになり、今回これらを株サイズにより45cm x 8cm及び60cm x 8cmの炭化コルクに植え替えることにしました。写真1, 2は本種の花画像で、写真3は植え替え前の状態、写真4は炭化コルクへの植え替え後の一部の株の写真です。株が長く柔らかで、また2-3本枝分かれした形状であるため、ミズゴケを厚めに敷いた細長い炭化コルクに取り付けるとなると、一株の植え替え時間に30分以上を要し、40株程あると3日掛かりです。写真に見られように新しい支持材には3割程、伸びしろ分を取っていますが、これも2年もすれば超えてしまうと思います。60cm以上の支持材は無理で、その際は株を2分割し、株分けをすることになります。

写真1 Bulb. translucidum
写真2 Bulb. translucidum
写真3 Bulb. translucidum
写真4 Bulb. translucidum

Den. tobaenseとDen. toppiorum subsp. taitayorumの開花

 両種は共にスマトラ島生息種で、当サイトでは中温室において隣り合わせで栽培をしています。Den. tobaenseは今年の初花となります。夏期が開花最盛期です。Den. tobaenseの栽培で新たに気が付いたことがあります。20株ほど栽培していますが、昨年暮れから今年春にかけての冬季に、盛んにそれぞれの株で根が伸長していたことです。通常栽培において冬期はかん水を少なくするとされますが、当サイトでは生息地スマトラ島トバ湖周辺には雨の少ない乾期があっても、冬季はないとの考えで中温室の温度は夜間平均最低温度を15℃程とし、常に根周りは湿らせています。開花期が終わってしばらくして、すなわち国内では冬季になりますが、数株だけならば兎も角、株の大半で根が盛んに伸長し始め、9月に発生した新芽も成長を続けており、果たして本種はこれまで言われてきたような、国内の冬季の温度が低下する時期に合わせて、かん水量を控え生理機能を低下させる栽培が正しいことか疑問になりました。

 一方、Den. toppiorumも20株ほど栽培をしており通年でいずれかの株で開花が見られ、途絶えることがありません。Den. tobaenseと同様に植込み材、すなわち根周りを、濡れた状態と乾燥状態とを2-3日間隔で繰り返す栽培は失敗することが分かっており、季節に関わらず夜間最低平均温度を15℃以上とする限り、根は常に湿っている状態を保つようにしています。これまでの1年間の栽培で新たに気が付いたことは、本種は炭化コルク付けで、3段の高さの異なるバーに吊るしており、天井にはLED照明があり、よって輝度はそれぞれの段で異なります。LEDに接近した眩しいほどの明るい位置にある株が成長が良く、その差は歴然であることが分かりました。下写真はいずれも14日の撮影です。

写真1 Den. tobaense Sumatra
写真2 Den. toppiorum subsp, taitayorum Sumatra

4月中旬における当サイト温室の早朝の温度と湿度

 4月に入ると多くのランにとって最も盛んな成長期となります。芽や根は生き生きと伸長し、新芽や新根も現れます。逆にこの時期に成長の勢いが今一つの状態にあるとすれば、その環境(温度、湿度、通風、かん水など)に何らかの問題があることになります。

 本サイトでは通年で、かん水は夕方で、この時期からは晴天日には、ほぼ毎日行います。下写真は本日(16日)午前7時に3つの温室に設置した温湿計を撮影したものです。写真1はVandaやデンドロビウムなど、写真2は胡蝶蘭、写真3はクール系の野生栽培株を育成する、それぞれの温室の計器です。高温タイプのランを栽培する左および中央の計器はそれぞれ温度は18 – 20℃、湿度は90%前後で、特に胡蝶蘭原種温室の湿度は90%を超え、振り切れています。一方、クール温室の温度は7時時点では凡そ16℃、1日の最低値は12℃、最高値は23度となっています。高温室では前日夕刻の散水により、翌朝まで葉上には幾分水滴が残っている状態となるよう、90%前後の極めて高い湿度を保ちます。この湿度は晴天日は午前9時ごろから温室内温度が上昇するに従って、低下が始まり、昼間は50%近くになります。室温が30℃まで上昇すると換気扇が外気を取り込むため特にこの時期は、湿度は一気に30%以下に低下します。曇りや雨天日は、室内温度が28℃程度に抑えられるため湿度は昼間で60%程度となります。このように本サイトでは夕方から夜間の高湿度化を重視する反面、昼間は晴天日も湿度は60%程度が理想であるものの、温度・輝度を中心に考え湿度は外気任せです。野生栽培株の夜間の高湿度環境は、株の成長を助長する必須条件と考えています。

写真1
写真2
写真3

Bulbophyllum pustulatumの開花

 ボルネオ島低地生息の本種が開花を始めました。早朝開花で、午前9時ごろには花を閉じてしまう性質のため展示会には不向きで、栽培家だけが楽しめる花です。写真では2輪が開花し、3輪が閉じていますが、閉じている蕾は明日からの開花です。撮影は朝7時です。ところで花が閉じる時間は分かりましたが、それでは開花は何時なのか調べていませんでした。orchidspecies.comには明け方から3時間の開花との記載があります。今回の開花で、果たして薄暗いうちからか、あるいは太陽光が注いでからなのか調べてみる予定です。また明るい時間帯での開花時間がこれ程短いのであれば、独特の匂いでポリネーターを誘っているに違いないのではと今朝調べたところ、やはりハッキリと匂いがありました。薬臭い匂いで例えれば何に近い匂いか再確認します。orchidspecies.comにはこの匂いや、開花期についての記載がありませんが、当サイトでは昨年の開花が6月でしたので、浜松では春から初夏が開花期のようです。

 本種はバルボフィラムの1種に過ぎませんが、特に好奇心が湧くのは、orchidspecies.comの記載にある明け方(dawn)からの開花であれば、さて夜明け数時間前にLEDで周辺を明るくした場合どうなるか、もし開花するとしたら、それでもそこから3時間の開花後に閉じるのか?、一定時間の暗さを経た後の、輝度の変化が開花のトリガーであれば、夜間照明で明るくしたままでは翌朝は開花しないのか?もし輝度の変化が開花要因なのであれば、展示会で開館まで段ボール等で覆って暗くし、開館後に外せばそこから間もなくして開花が始まり出品ができます。 否、太陽を基準とした生物の体内時計の働きによるものなのか、など興味は尽きません。高度に進化したランならではの謎を持つ面白いバルボフィラムです。このバルボフィラムの俗称「The Blistered Bulbophyllum」も謎です。

写真1 Bulb. pustulatum
写真2 Bulb. pustulatum