ボルネオ島低地生息の本種が開花を始めました。早朝開花で、午前9時ごろには花を閉じてしまう性質のため展示会には不向きで、栽培家だけが楽しめる花です。写真では2輪が開花し、3輪が閉じていますが、閉じている蕾は明日からの開花です。撮影は朝7時です。ところで花が閉じる時間は分かりましたが、それでは開花は何時なのか調べていませんでした。orchidspecies.comには明け方から3時間の開花との記載があります。今回の開花で、果たして薄暗いうちからか、あるいは太陽光が注いでからなのか調べてみる予定です。また明るい時間帯での開花時間がこれ程短いのであれば、独特の匂いでポリネーターを誘っているに違いないのではと今朝調べたところ、やはりハッキリと匂いがありました。薬臭い匂いで例えれば何に近い匂いか再確認します。orchidspecies.comにはこの匂いや、開花期についての記載がありませんが、当サイトでは昨年の開花が6月でしたので、浜松では春から初夏が開花期のようです。
本種はバルボフィラムの1種に過ぎませんが、特に好奇心が湧くのは、orchidspecies.comの記載にある明け方(dawn)からの開花であれば、さて夜明け数時間前にLEDで周辺を明るくした場合どうなるか、もし開花するとしたら、それでもそこから3時間の開花後に閉じるのか?、一定時間の暗さを経た後の、輝度の変化が開花のトリガーであれば、夜間照明で明るくしたままでは翌朝は開花しないのか?もし輝度の変化が開花要因なのであれば、展示会で開館まで段ボール等で覆って暗くし、開館後に外せばそこから間もなくして開花が始まり出品ができます。 否、太陽を基準とした生物の体内時計の働きによるものなのか、など興味は尽きません。高度に進化したランならではの謎を持つ面白いバルボフィラムです。このバルボフィラムの俗称「The Blistered Bulbophyllum」も謎です。

