Bulbophyllum translucidumの植え替え

 本種は2016年7月に発表されたフィリピン低地生息の新種のバルボフィラムです。当サイトでは、同年9月にBulb. leytenseとして50株程入荷し、2017年5月の開花によりそれら全てがBulb. translucidumのミスラベルと分かりました。バブルや花形状が全く異なる本種を、なぜサプライヤーがBulb. leytenseと名付けたのか不明ですが、共通するのはレイテ島生息種であることです。

 栽培は容易な種ですが、3-5cm程のリゾームで直線的に伸長するため小さな支持材では、株は1-2年ではみ出してしまいます。本種は当初20-30cm長の主に杉皮板に取り付けていましたが、1年程前から支持材を超えるようになり、今回これらを株サイズにより45cm x 8cm及び60cm x 8cmの炭化コルクに植え替えることにしました。写真1, 2は本種の花画像で、写真3は植え替え前の状態、写真4は炭化コルクへの植え替え後の一部の株の写真です。株が長く柔らかで、また2-3本枝分かれした形状であるため、ミズゴケを厚めに敷いた細長い炭化コルクに取り付けるとなると、一株の植え替え時間に30分以上を要し、40株程あると3日掛かりです。写真に見られように新しい支持材には3割程、伸びしろ分を取っていますが、これも2年もすれば超えてしまうと思います。60cm以上の支持材は無理で、その際は株を2分割し、株分けをすることになります。

写真1 Bulb. translucidum
写真2 Bulb. translucidum
写真3 Bulb. translucidum
写真4 Bulb. translucidum