Vanda coerulea 野生栽培株

 Vanda coerleaの野生栽培株を入手しました。本種はミャンマーからタイの800m – 1,700mに生息し、青色のVandaを作出する種親として良く知られた種です。現在市場での本種名のVandaは、ほとんどが実生や交雑種で野生株の入手は極めて困難です。実生と野生株との違いはその色の濃さにあるとも言われています。今回タイと繋がりの深いPulian Bulacan地区のフィリピンラン園を訪問し、園主が交配用の種親として保管している5株程のVanda coerulea野生栽培株の内、2株を分けてもらいました。果たしてどのような色合いが見られるか今後の楽しみです。1株を販売用としてドームラン展に出品します。

Vanda coerulea wild

Cleisocentron abasii その2

 Cleisocentron abasiiの野生栽培株大小合わせて40株の植え付けを開始しました。これまで入手したCleisocenron属では、Clctn. merrillianum、gokusingiiおよびwide leafタイプの3種で、今年になりClctn. abasiiが加わりました。市場ではClctn. gokusingiiClctn. abasiiと誤って販売している事例が見受けられますが、明確な違いは花茎の長さでClctn. abasiiは10 – 15cm程に対してClctn. gokusingiiは1cm程と短く、またClctn. abasiiと見間違うほどの葉幅が広く似たwide leafタイプも花茎はClctn. gokusingiiとほぼ同じ短長です。下写真左は浜松にて取り付け直後のClctn. abasiiの一部で、右はそのロット内の花茎を撮影したものです。今回入手した株は茎の長さが10cmから40cm程と多様です。

Clctn. abasii
Clctn. abasii

Cleisocentron abasii

 3年目にしてやっとClesocentron abasiiの野生栽培株を入手できることになりました。下写真に示すように高品質です。東京ドームラン展には30点ほど展示販売する予定です。株の長さにより価格は異なりますが5,000円からを予定しています。現在市場ではCleisocentron gokusingiiを本種と誤って販売しているサイトが見られますが、最も大きな違いは花茎が通常10-15cm長であること、また葉が下写真にようにClisocentron gokusingiiに比べ薄く、より開いています。

Cleisocentron abasii

Aerides

 上段は左が2016年登場のミンダナオ島生息種Aerides migueldavidii、右がAerides magnifica albescens、下段がAerides leeanaです。いずれも入手難な種です。今週からの東京ドームラン展 にAerides magnifica と共に後者2種を展示販売します。

Aerides migueldavidii
Aerides magnifica albescens
Aerides leeana

Phal. schillierianaとPhal. equestris blue

 Agitest検証を経たPhal. schilleriana L および特大サイズを200株現地で入手し、その内取り敢えず85株を日本に持ち帰りました。最大サイズは42cm(写真2)です。特大サイズの葉長は一般に言われるロングリーフとは異なるタイプですが長さ的には同等です。写真1は右からそれぞれ2株つづ特大サイズ(>35cm)、Lサイズ(30 – 34cm)、一般サイズ(<29cm)です。実生株では育成困難な大きなサイズであっても本サイトは一般サイズとしています。

 一方、写真3, 4はPhal. equestrisのBlue リップタイプです。今回はクラスター株だけを持ち帰りました。写真3の左から炭化コルク2つ目の株が1株の一般サイズです。これと比較して左右のクラスター株との違いがよく分かります。いずれも今週のラン展に数株を出品します。

写真1 Phal. schilleriana
写真2 Phal. schilleriana
写真3 Phal. equestris blue-lip
写真4 Phal. equestris blue-lip

ミンダナオ島からの新種3点

 今回のフィリピン訪問でミンダナオ島生息の3種を入手しました。それぞれ下記となります。

  1. Dendrobium schettleri
  2. Epicrianthes sp ( charishampeliaeあるいはequinoi?)
  3. Epicrianthes (Bulbophyllum) jimcootesii

 下写真は右がDen. schettleri、中央がEpicrianthes charishampeliae、左が同jimcootesiiです。それぞれいずれもミンダナオ島Bulkidnon標高1,200m – 1,600mnの生息種で、2016年OrchideenJournalでの投稿です。これらは東京ドームラン展に出品予定です。

right: Den. schettleri、center: Epicrianthes charishampeliae、left: Epicrianthes jimcootesii

フィリピン訪問

 5日から本日(9日)までフィリピンに出かけていました。ドームラン展前の大忙しの中で450株近い株を持ち帰ってきました。ミンダナオ島からの新種や人気の高い種が多数含まれており、明日から順次本ページにて紹介していきます。また来週早々にはマレーシアからの荷も届きます。こちらもラン展には何とか間に合わせたいと思っています。

ラン展出品の一部 I

 花画像はそれぞれの画像下の種名をクリックすることで見られます。Vanda deareiは一枚の葉長が35cmを超えるFSサイズです。Den. odoardiはラン展出品は初めてです。Aerides roseaは雲南省生息種となります。Vanda coerulescensおよびParaphal. serpentilingueは蕾付きあるいは開花株を、Den. rindjanienseは茎長40cmを超える大株を含め出品します。

東京ドームラン展

 今月15日から東京ドームラン展が始まります。本サイトのブーズは4m x 2.5mの広さで、隣にはエクアジェネラとペルーフローラが並び、入り口からは一番奥左となります。新たに海外から入荷する品種の多くが来週から再来週の到着となるため、東京ドームラン展のプレオーダーリストは1月のサンシャインラン展とほぼ同じ内容とし、新入荷種はラン展会場での直販および予約(海外から入荷する一部の品種は順化前のため順化後に宅配便による発送)といたします。プレオーダーは3日にリストを本サイトにアップデートし、4日から11日までを受付期間とさせて頂きます。なお歳月記1月に記載しました中国雲南省を中心とするランは各品種それぞれ1-2点ですが会場にての販売となります。