Den. yeageriはフィリピンルソン島標高1,000m – 2,000mに生息する中温タイプのデンドロビウムです。ブルーの花で知られたミンダナオ島のDen. victoriae-reginaeと隣り合わせの栽培ができます。一般フォームとして本種のセパル・ペタルおよびリップはやや青味あるいは赤味のある紫色ですが、昨年リップが青色の花が開花し、歳月記2018年4月に掲載しました。その後この株は青色が再現することを確認し、数株を趣味家に分譲しました。今度は更に別株でセパル・ペタルの青味がほぼ消えた白い花が出現しました。下写真1は当サイトの一般フォーム、写真2が昨年の青リップのタイプ、そして写真3が今回の花です。
本種は赤や青の濃度が株毎に異なる特性があるようで、この違いは果たして株固有であるのか、温度等の環境に依存しているものかは、現時点で不明です。しかし同じ環境(隣同士)でも濃度の差が株によって異なる様態が見られることから、機会があれば1年毎に中温と低温環境に交互に移して花フォームを観察することや、実生化して親の色フォームが継承されるか調べてみたいとも思っています。


