Cirrhopetalum節のBulb. makoyanumはボルネオ島、マレー半島とフィリピンの生息種とされています。一方、本種名の花画像をネットで検索すると、花形状に纏まりが無く、Bulb. lepidumや Bulb. cumingiiのようにセパルが幅広で短い形状から、それに比べBulb. serratotruncatumやBulb. brevibrachiatumのセパルがやや長く幅細なものまで、明らかに異種と思われるにも拘わらずBulb. makoyanumと名付けられた状態です。その中でフィリピン生息種は、放射線状に伸びた4cm x 2mmの極細のラテラルセパルが特徴です。下写真は浜松にて現在開花中(写真1)の花と、円形に広がったラテラルセパル間のスパンが13cmの花(写真2)です。
これほど花画像(形状)が曖昧であることと、当サイトではボルネオ島とマレー半島からは、下写真のフィリピン生息種と同形の花をこれまで確認していないこと、一方でフィリピンからのBulb. makoyanumは全て下写真と同じ花形状で、Palawanからミンダナオ島までの全土に分布していることから、このラテラルセパルの極細フォームを持つ種は、その種名は兎も角、フィリピン固有種ではないかと感じています。

