Draculaの商品化準備

 南米Draculaの商品化をと考え2年以上が経ちます。70種350株程のDraculaを現在栽培しており、他の属種の管理に多忙な中、昨年3月からそれまでのスリット入りプラスチック鉢からメタルリングと炭化コルクへの植え付けを行ってきました。それぞれの植え付けの中では花茎が全方向に伸長できるメタルリング(植え付け方法は昨年3月の歳月記に記載)が最も成長が良く、下写真1はDracula vampiraを炭化コルクへ植え替えのため1昨日(25日)撮影したもので、4株の内右端の1株がスリット入りプラスチック鉢、他の3株はメタルリンクによる1年3ヶ月の栽培結果です。いずれも植込み材はミズゴケとクリプトモスミックスですが、根の張りは左3株が圧倒的に良く、入荷時の状態からの根の数は3-4倍増加しています。

 一方、栽培にメタルリングは良いものの、商品として出荷するには花茎が4方に伸びている場合、本属の花茎は長く、且つ折れ易いため梱包が困難で今後は炭化コルク付けに順次移行することにしました。すでに昨年から炭化コルク付けの60株ほどを観察続けた結果、根張りはメタルリング程はないものの一方で、温度が適温からやや高くなると発生する葉先枯れはほとんど見られません。そこで今回の植え付けからはメタルリングと同等の保水性と根張り面積を広くとる目的で炭化コルクを35cm x 10cmサイズとし、特に根元にはミズゴケを厚く覆った植え込みとしています。写真2は、左から順にDracula marsupialis、Dracula mendozae、Dracula lafleuriiおよびDracula vampiraです。Dracula vampiraを除く前者3株は、それぞれDracula属の中で一般フォームとしてはかなり高価な種で、特にDracula lafleuriiは米国マーケット向け価格はDracula vampiraの3倍程です。

写真1 Dracula vampira
写真2 Dracula marsupialis, mendozae, lafleurii and vampira (from left)