Phalaenopsis hieroglyphica Cluster

 昨年8月の歳月記に、現地で葉が薄くなり皺が入るほど弱って、枯れを待つばかりの、これまで見たことがない葉長40cmを超えるPhal. hieroglyphicaを持ち帰ったことを取り上げました。環境の良い場所で適切なかん水や病害虫防除をすることで生気を取り戻し、先月末から開花が始まりました。蕾を入れると40輪程の開花になると思います。白色ベースのNS6cm程の大きな花で、開花は現在3割程ですが、期待通りの大輪花となりそうです。

Phal. hieroglyphica
Phal. hieroglyphica

 Phal. hieroglyphicaの花サイズについてJ. Cootes著Philippine Native Orchid Speciesによれば4cmとされます。一方2007年、本種の生息地であるフィピンではなくマレーシアラン園にて、台湾から輸入されたPhal. hieroglyphicaがベンチに並べられており、その花サイズの大きさに驚き入手したことがあります。この株の花サイズは8cm前後で、2017年7月の歳月記に取り上げました。orchidspecies.comでは本種の花サイズは最大8.75cmと記載されています。おそらくこのサイズは台湾で生産された4倍体のメリクロン株と思われます。交配を数回試みましたが受粉は成功しませんでした。そのため当時は野生栽培株は花サイズに関わらず3,500円でしたが、この特大サイズ株は量産品として2,500円で販売しました。現在当サイトではフィリピン生息のPhalaenopsis属amboinenses節の実生やメリクロン株は販売しておらず野生栽培株のみです。