2018年9月の歳月記で取り上げたBulb. echinochilumが開花しており、35mmマクロレンズを今年入手したことから再度花画像を撮影しました。本種は前記ページにも記載しましたが、orchidspecies.comによると100年近く前にフィリピンで記録され、その後は見つからず絶滅したと思われていたそうですが、最近になりインドネシア領スラウエシ島の標高900-1,000mのコケ林で本種が撮影されたとあります。一方、J. Cootes氏著Philippine Native Orchids speciesではルソン島BataanとNueva Vizcayaに生息と記載されています。しかしorchidspecies.comの花画像を見るとリップ形状は似て非なる様態です。下写真は22日撮影のBulb. echinochilumです。 拡大写真で見ると、ラテラルセパル全体に細毛があり、またペタルは小さくその外縁が茶褐色で、蕊柱の先端部にも細毛があります。リップ中央弁と髭が前記orchidspecies.comの画像に見られるBulb. lasioglossumのような形状とは異なります。またバルブ形状も写真3は円錐形ですが、orchidspecies.comのPlant in situ in Sulawesiに見られるバルブ形状は球体です。おそらくスラエシ生息とされる株はフィリピン生息とは異なる種と思われます。


