Bulb. pustulatumとBulb. ocellatum

 午前中に開花し、午後には花を完全に閉じてしまうボルネオ島生息種Bulb. pustulatumを前記で取り上げましたが、昨日朝9時に写真をと温室に行ったところ時すでに遅く花は閉じていました。そこで本日(11日)は6時半に向かい、ようやく全開写真を撮ることが出来ました。orchidspecies.comに書かれている通り、およそ3時間の開花であることが分かりました。これほどの早朝開花では展示品としては不適で、また販売店においてもオープン時には花は閉じていることになるため開花した花を見て買うことはまずできません。こうした早朝3時間開花という揺ぎ無い習性は何千年、何万年を経て生まれた進化の結果であり、同時にそれはそれを生み出す本種を取巻く環境と共にあってのことです。そうした生物多様性を生み出す自然の背景や雄大さを花一つから感じとることが出来、近年あるいはこれからの地球気候の急激な変動の中ではおそらく生まれ得なかった習性ではと考えてしまいます。原種ならではの感慨かも知れません。 さて何日間この開閉が繰り返されるのか、今日で4日目となります。取り敢えず花色が異なる2株を撮影しました。朝6時半の撮影です。(後記:花寿命は6日でした)

 ついでにと、こちらも午前中にしか開花しないフィリピン生息種Bulb. ocellatumが開花中であったので撮影しました。写真の株がBulb. pardalotumではなく、Bulb. ocellatumとするのはリップ形状(前者は幅広扁平に対し、本種は細長く先端が尖る)からの判断ですが、ネットで画像検索すると多くの画像で両者が入り乱れており、セパル・ペタルの形状、また色や斑点等の花フォームからは種名判断が困難です。

Bulb. pustulatum
Bulb. pustulatum
Bulb. ocellatum