Phalaenopsis cochlearis

 ボルネオ島Sarawak生息種であるPhal. cochlearisが現在、開花期を迎えています。本種は1昨年まで胡蝶蘭原種の中では最も入手が困難な種の一つとして、それ以前の5年間で得た野生栽培株は僅か5株程でした。ところが1昨年纏まって30株程が入荷し、マレーシアにおける他のサプライヤーのFacebookやWebsiteにも本種の取り扱いが見られるようになりました。しかし昨年後半から再び入荷が少なくなってきたようです。

 当サイトでの本種は胡蝶蘭原種の中で最も長寿の一つで15年以上の株があり、これまで自家交配でも苗が容易に得られました。栽培を通しての経験からは希少種となるような特性は感じられません。おそらく生息域でのプランテーションや開発による環境破壊が入手難の大きな要因ではないかと思います。

Phal. cochlearis