7 – 9月入荷種の新芽

 7月と9月はフィリピン、8月はマレーシアにて入手した主なセロジネとシンビジウムの順化栽培が終了し、新芽の発生状況を数点画像にしました。胡蝶蘭、デンドロビウムおよびバルボフィラムの順化はすでに終わっています。10月から11月初旬は春先から6月までの期間と共にほとんどの種で新芽が発生し、よく伸びます。株の健康状態を知る時期でもあります。これらの時期に変化が見られない場合は、温度、湿度、輝度、かん水、通風、植え込み材、植え込み方法などのいずれかに問題があると判断し、対策が必要です。

 最近分かってきたことの一つはミズゴケの使用寿命です。成長が遅いあるいは昨年は問題がなかったのが同じ環境であるにも拘らず今年は成長が今一つであるとか、じり貧状態であると言った場合の最も可能性の高い原因は植え込み材、特にミズゴケで起こり易いのですが、その老化によるもので、根を洗浄した後、新しい材料に変えることで元の元気を取り戻す場合が良く見られます。本サイトでは2年以内にはミズゴケを交換することが必要と考えています。肥料によって若干交換時期を伸ばすことができると思われますが、一方で保水力の低下と共に塩類あるいはカルシュウム成分の蓄積による根へのダメージも、特にデンドロビウムFormasae節にはあるように感じます。目に見える様な状態になってからではもはや手遅れであることから、交換期間を予め定め実施することが必要と思います。