昨年1月のサンシャインラン展でフィリピンラン園から引き取ったDen. niveobarbatumが大きくなり、株分けと共に植え替えを行いました。本種は、最近新種の頻繁な登場で話題のミンダナオ島Bukidnonの生息種で、標高500m程の高温タイプです。2008年登録の比較的新しい種となります。同じフィリピンの広域種であるDen. polytrichumと花形状は酷似していますが葉形状が異なり、その形状の違いは2017年2月の歳月記に取り上げました。
本種は下垂タイプです。これまではバスケット植えでしたが、どうも原種特に野生栽培株を支持棒に縛ったり針金で押さえて無理やり立てて栽培するのは、葉の向きや開花する花の位置などの景色が不自然、すなわち物を逆さまにして見ているようで、最近は立ち性と下垂性のそれぞれの特性に極力合わせた植え付けを行っています。その結果、着生ランが主なデンドロビウムは胡蝶蘭程ではないものの吊り下げ型も多くなります。下写真左は40cm4Lサイズのバーク木片(商品名はブロックバークという)への取付けで右株の茎の最長は凡そ1mです。おそらく自然界ではこのようなサイズが一般的なのかと思います。花は写真2のようにリップに細毛が、また側弁内側には柿色の細いライン見られます。国内マーケットでの取り扱いは少ないようでほとんど情報がありません。

