植え込みが終わったエクアドルの引き取り株に散水をしていたところ、5mmにも満たない小さな花が葉の上に咲いているのが目に入り、正面から見てその色合いに驚きました。まさに文字通りの深紅の花びらです。ラベルにはPleuro. laceraとあり、orchidspecies.comで検索したところ南コロンビアおよび北エクアドル生息種で2,600m – 3,200mのsteek bank、いわゆる断崖の地生ランとのことです。クールよりもさらに低温のコールドタイプであると共に、何故に日本の標高で例えれば槍ヶ岳や穂高岳相当の高山の崖に登って、これほどちっぽけな株を採取するほどの価値があるのかと、こちらも驚きです。
orchidspecies.comの花画像の色合いは今一つですが浜松で開花した実物を見ていると、その深紅の色は魅力的で虫(ポリネーター)だけでなく、確かに人をも惹きつけます。Pleurothallisフリークにとって栽培をしたい種の一つかも知れません。下写真は浜松クール系温室での10日の撮影です。この株は6月から販売品となりますが、さて3,000m級の高山植物を、どのようにして育てるのかこちらも興味があります。地生ランとありますが、浜松では小さな半透明プラスチック鉢にミズゴケとクリプトモスミックスです。

