今月はPhal. gigantea SabahとDen. aurantiflammeum2種の自家交配を行いました。Phal. gigantea Sabahは希少種となったことと、Den. auratiflammeumは花サイズが一般の1.5倍ある株でこのサイズとしては希少であることからの実生化です。下写真は交配親(写真 1, 3)と23日現在のそれぞれの交配花(写真 2, 4)の状態で、Phal. giganteaは交配から僅か3週間でさく果がかなり大きく発達しています。一方、Den. aurantiflammeumは過去3年間、毎年交配を試みてきたものの受粉に失敗してきましたが今回は受粉までは行ったようで花托の部分がやや膨らんでいることが分かります。交配からタネを得るまでの4-8ヶ月は、少しでも環境条件が合わないとさく果が黄変し落ちてしまったり、胚の無いタネができてしまいます。特に交配からの4ヶ月間程は神経を使います。




ちなみに、写真5は現在浜松クール温室で育成中のパプアニューギニア生息の野生栽培株Den. vexillarius dark blueのさく果です。この後2ヶ月程で胚のあるタネが取れれば、およそ3年後にはDen. veillarius dark blueの実生がマーケットに2 – 3,000円前後で出回ることになります。
