Vanda hindsiiとVanda limbata

 オーストラリア・クイーンズランドとパプアニューギニアに分布する東南アジア最南のVandaとしての興味からVanda hindsiiを持ち帰りました。同時にインドネシアとボルネオ島生息のVanda hastiferaも多数ありました。Vanda hindsiiは高温タイプである一方、Vanda hastiferaは中温タイプであることからかマレーシアラン園の高温下では可なり弱っておりVanda hastiferaについては今回入手を止めました。伺ったところVanda hastiferaは容易に入荷できるそうです。これに対しVanda hindsiiは稀とのことです。写真1の右トレーは植え付け前のVanda hindsiiです。

 一方、写真1の左のトレーはVanda perplexaとして入荷した野生栽培株です。この株には入荷時に蕾があり、浜松にて開花したところミスラベルでVanda limbataでした。どうやらインドネシアのサプライヤーはVanda perplexalimbataの区別が分からないまま各国の第2業者に卸しているようです。Vanda perplexaは現在知られている生息域はインドネシアコモド島国立公園内であり、この地域からの野生株は違法採取となります。昨年12月の本サイトで紹介の株は実生株です。今回Lombok島生息株というコモド島から300Km程離れた島とのことで疑わしいとは思っていましたがやはりVanda perplexaではありませんでした。花は一回りperplexaに比べ小さく、写真2にあるようなセパル・ペタル外周の白い縁取りが特徴です。この花写真は30日に浜松にての撮影です。花フォームは焦げ茶から赤色まで個体差があるようで、写真2のカラーフォームであればVanda limbataでも良いかと株サイズで2,500円から3,000円の価格を予定しています。

写真1
写真2