Coelogyne usitana

 フィリピンミンダナオ島Bukidnon生息の本種は2001年発見された比較的新しいセロジネです。これまでの栽培では木製バスケット植えで、2週間間隔で1輪づつ次々と半年近く咲き続けたことがあります。通常は4-5輪程で花茎は枯れます。当サイトでは、花茎は長く下垂するため現在は20株ある8割程を炭化コルクに植え付けていますが、バスケットあるいはポットの斜め吊りの方が栽培は容易で成長も良く、これは根が乾燥を嫌うためと考えられます。但し、十分な気相も必要で、プラスチックポット植えの場合は、長時間のぐしょ濡れ状態を避けるため、好ましい植込み材はミズゴケ・クリプトモスミックスあるいは大粒バーグとなります。本種のリップは株毎に茶色から黒に近い栗色まで様々で、比較的黒い色が好まれるようです。通常黒い色は10株に1株程度しか出ませんが、今回は4株開花中で、珍しく2株が写真2と写真3のような濃い栗色のリップが開花しました。本種は標高800m生息の高温タイプです。

写真1 Coel. usitana
写真2 Coel. usitana
写真3 Coel. usitana