Paraphalaenopsis labukensisの花色

 昨年5月に入荷したParaphal. labukensisの一部が開花を始めました。本種はボルネオ島生息種で、下垂する2m程に伸長する葉で知られています。昨年6月の歳月記で取り上げ 「5月のサンシャインラン展では葉長1.5mサイズを12,000円としました。この種は葉長の長さで価格は大きく変わり、海外マーケットにおいて60cmで3,000円ほどですが1mとなると10,000円以上になり、1m以上はほとんど見かけません。1.5m以上のサイズがマーケットに纏まって出るのは初めてではないか…」と解説しました。本種の花色は下写真1-3に見られるように辛子色から栗色やチョコレート色まで株によって変化があります。葉長の長さと共に、趣味家の多くは濃い栗色を好むようです。しかし写真3の濃い花色は稀で、これまで扱った40株程のうちで1株だけで、写真3の株は2年ほど前に販売しました。多くは中央の色合いとなります。

 写真4は昨年5月入荷のロットを炭化コルクに取り付けた15株です。写真5および写真6はこのロットで開花した花です。すでに販売した株は分かりませんが、現在在庫している株からはこのような色合いが続いており、このロットの多くはどうやら写真3のチョコレート色に近いか、それ以上に濃色ではないかと考えられます。セパル・ペタルの縁取りが白色のためチョコレート色とのコントラストがマッチしています。本種は乾燥を嫌う性質ため、これまでの栽培で最も成長が良いのは木製バスケットの斜め吊りであったことから、花色を確認し濃色フォームを順次バスケットに植え替え予定です。

写真1 Paraphal. labukensis
写真2 Paraphal. labukensis
写真3 Paraphal. labukensis
写真4 Paraphal. labukensis
写真5 Paraphal. labukensis
写真6 Paraphal. labukensis