写真1はBulb. claptonense Kalimantanです。一見セパル・ペタルのカラーフォームがBulb. smatranaにも似ていますが、リップ中央弁の中央部に腺状突起がある点でBulb. sumatranaともBulb. lobbiiとも異なるBulb. claptonenseであり、写真のフォームはボルネオ島Kalimantanからです。一般のBulb. claptonenseのラテラルセパルの斑点は線状ですが、写真1のフォームは点状であることと、このフォームの株が現時点でのネット上には見られないことからKalimantanの特定地域にのみ分布している希少種とすれば、前記リンク先画像と比較してBulb. claptonenseの変種と見做すだけの相違があるように思います。
一方、写真2は2003年登録のBulb. coweniorumです。本サイトの常連さんから頂いた比較的新しいバルボフィラムです。こちらは多数の花画像がネットに見られますが国内のマーケット情報がありません。タイとラオス国境およびベトナムに生息し、聞くところによると丈夫で良く繁殖するそうです。これまでこれら2種類のバルボフィラムはいずれも高温室にて炭化コルクで栽培中でしたが、在庫数が少ないため支持材として活着・成長に優れたバーク木片(ブロックバーク)に移植し、取り付け後にBulb. claptonenseは本来の適温である中温室に移動する予定です。

