Bulbophyllum virescensにみる炭化コルク付けでの成長

 当歳月記10月にバルブ間のRhizomeの長い種の炭化コルク付けを取り上げ、Bulb. virescensの新芽の画像を掲載しました。その時点から凡そ2ヶ月が経過し、昨日(12日)現在の状態を撮影しました。写真1が10月の、写真2が今回撮影の株です。こうした長いRhizome種は花はダイナミックで見栄えの良い種が多いものの、植え付けが厄介で、新たなRhizomeの伸びしろ分を考えると株の倍程の長さの取り付け材が必要となり、コルクやヘゴ棒ではコストがかかり大変です。そこで炭化コルクにした訳ですが、垂直タイプの支持材への植え付けは、国内の温室栽培であっても生息地と比べれば湿度は低く、新芽が出たもののやがて縮れ枯れることが多い欠点があります。

 こうした背景から、炭化コルクにはこれまで以上に厚くミズゴケを敷き、乾燥状態にさせないよう常に湿った状態を保つ栽培を行ってきましたが、やはりこの方法が良いことが最近分かってきました。その1例が下写真です。Rhizomeの長い種の新芽は両写真に見られるように葉が閉じている状態から開くまでがもっとも栽培で難しい期間となります。最近はバルボフィラムだけでなく、デンドロビウムのFormosae節も同様に温室栽培であっても板状支持材を用いる場合は、ミズゴケを厚く敷くことが植え付けのポイントであることも分かってきました。

写真1 Bulb. virescensに見る新芽の成長 (10月28日撮影)
写真2 Bulb. virescensに見る新芽の成長 (12月12日撮影)