現在、Aerides lawrenciaeとAerides magnificaが開花中です。Aeridesの中でAerides odorata、lawrenciae、quinquevulneraはそれぞれに変種やフォームが多く、フィリピンからの入荷にはミスラベルがしばしば見られます。最も簡単な識別はAerides odorataのリップは黄色、Aerides lawrenciaeは花サイズが4cm以上と他と比べて2倍近い大きさであることです。下写真1はAerides lawrenciaeで、写真2はその花の拡大写真です。実はこれも2年前にAerides inflexaの注文で入荷した中のミスラベル株です。写真3はAerides magnificaで、これまでAerides odorata Calayanとか、Aerides quinquevulnera Calayanタイプとされていたもので、昨年夏ごろまでは入手難でしたが、当サイトでは本種の入手ルートがフィリピンに新たに確保出来たこともあり、比較的容易となりました。現在浜松温室では20株程を栽培しており、8株に蕾が見られます。
現地ではほとんどがベアールートの吊るし栽培です。国内ではベアールートでは乾燥気味となるため、そうした環境では歳月記8月で取り上げたAerides leeanaで行っているコルク付けや、あるいはバスケットとクリプトモスなど、何らかの根周りの湿度を高める植え付けが有効です。バークとプラスチック鉢では気相や通気が不足がちになり、当サイトでは、これまで良い結果が得られていません。


