Bulbophyllum callichroma

 本種はニューギニア標高600m – 2,200mに生息する低温から中温タイプのバルボフィラムで、本サイトでは2015年と2016年に入荷して以来、中温室にて栽培を続けています。葉サイズの異なる2タイプがあり、大きな葉のロットはより低地の生息株ではないかと思います。最初の植え付けから2年以上が経過し、それぞれが30バルブ以上の大株となったため株分けを兼ね植え替えを行いました。これまでの支持材は杉皮板とヘゴ板でしたが栽培結果としては、ややヘゴ板の方が成長が良く、その原因は保水性による違いと思われます。下写真は今回の植え替えです。左写真の3つの支持材は左から、高い保水力をもつニュージーランド産ソフトTree Fern、中央がブロックバーク、右が炭化コルクでそれぞれ50cm長です。今後同一環境にてこれら支持材での成長の違いを調べる予定です。

 一方、右上段は30cmおよび40cm長の炭化コルクに取り付けた4-6バルブからなるBulb. callichromaの今回の分け株です。下段は今年3月に開花した花です。本種の栽培についてorchidspecies.comでは低輝度(shade)とされていますが、これまでの経験からは低輝度では開花が難しく、開花には高輝度下に一定期間置く必要があると思われます。本種は低温タイプのために通常、栽培環境には冷房効率を上げるため遮光率の高い寒冷紗を用いていることが多く結果、低輝度となるため本サイトでは現在はLED下での栽培となっています。下段の花は冬季の2ヶ月間程、比較的高輝度の中温室に置いた後、低 – 中温環境に戻した結果の開花です。適切な気温下での栽培では丈夫な種で盛んに繁殖します。1月のサンシャインラン展には3,000円(3 – 4Bulb)から出品します。

Bulb. callichroma