下写真上段は左3株が南米アルゼンチンのClori Orquideasから2015年に直接入手したBrasiliorchis pictaで、右2株は本歳月記2018年8月に掲載したPteroceras (Brachypeza)unguiculataです。Brasiliorchis pictaは アジア太平洋蘭会議APOC11(2013年)でフレグランス審査リボン賞を取っており、また後者はJ. Cootes氏がその香りについて滅多に表現しないveryが付けられた非常に甘い香りとされている種です。いずれもそれ程のものならば誰もが一度はその香りを嗅いてみたいのではと思います。一つの問題点は昨年8月の歳月記にも記載したように後者は1日花どころか6時間程しか開花しない短命花であり、栽培をしている人以外はまず体験することができない幻の香りであることです。
そこで来月の東京ドームにこの2種を出品し販売することにしました。Brasiliorchis pictaは現在開花中で20株程あり、2-3m離れた位置からでも良くその香りが漂っています。また蕾がつき始めたばかりの株もあることからラン展に間に合いそうで、その香りを嗅ぐことが出来ると思います。一方、Pteroceras unguiculataは下写真下段右に見られるように現在多数の花茎が出ているものの前記した性質からタイミングが合う確率はゼロに近く、こちらは購入して頂く以外無理と思います。このため手頃な価格になるように株サイズによりBrasiliorchis pictaは2,000 – 3,500円、またPteroceras unguiculataは 2,500 – 3,000円の炭化コルク付けで販売します。Brasiliorchis pictaは中温とされていますが杉皮板との相性が良く入手してから4年間、胡蝶蘭原種と同じ高温下での栽培で成長が盛んです。両者とも同じ栽培環境となります。


