既にご存知の方も多いと思いますが、フィリピン首都マニラ南60kmにあるタール火山が12日に噴火しました。実は6年目を迎えるこの歳月記のページの背景写真はそのTaal湖と火山で2010年6月にTaal Vistaホテルから早朝撮影したものす。この湖は高地にあり避暑地と知られ、ラン栽培に適した気候からラン園が多く、火山の20km圏内にはフィリピン最大のラン園の一つで、フィリピンラン協会の会長を務めるPurificacion Orchidもあります。また当サイトと関係のあるラン園はCavite地区にも幾つかあり、こちらは火山から15km圏内に位置しています。現在被害の大きなBatangusも何度も訪問し知人もいます。
国際ニュースで噴火を知ったのは翌々日で、さっそくメールしたところ、Purificacion Orchidは北西方向に噴煙や火山灰が流れ、被害を避けることができたようで現在無事との返事をもらいました。会長は現在Alfonso地区で災害復旧支援をしているそうです。一方Cavite地区のラン園からのメールによると、火山灰の被害が大きく、12日から停電状態で、携帯もかかりにくいとのことです。家族は皆、マニラ市に避難し、園主は一部のスタッフとラン園内のクリーニングをしているとのことです。ラン園では屋根のない場所(多くのラン園では遮光ネットで覆うだけの栽培が圧倒的に多い)でのパフィオや胡蝶蘭を含む葉の柔らかなランは、灰で大きなダメージを受け、一方葉の固いVandaやAeridesはなんとか無事であるとのメールを、やっと本日17日にもらいました。
Taal湖周辺は見渡す限りのパイナップル畑が広がり、またバタンガス地域はバナナ畑が多く、これらは現在火山灰で壊滅状態とのことです。警戒レベル4が続く中ではさらに事態の悪化が懸念され、Cavite地区のラン園では、昨年来からの発注で入荷しているランやネペンテスはマニラ市北部のBulacan地区に移す予定とのことです。何よりも早く噴火が沈静化し、皆無事で一日も早い復旧を願うばかりです。