フィリピンを除くマレーシアおよびインドネシア生息のVandaの中で、世界のマーケットにおいて比較的高額な種を下写真に取り上げてみました。写真は当サイトにおけるそれらの栽培風景で全て開花サイズの野生栽培株です。Vanda lombokensisiは15株程を、Vanda florescensは6株、Vanda devoogtiiは5株、Vanda deareiは6株、またVanda foetidaは2株それぞれ現在在庫中です。これらVandaはNT Orchidを除き、国内ラン園を始めシンガポールAsiatic Greenでも現在ネットでのマーケット情報が見られません。
Vanda foetidaは米、ヨーロッパ向けの2019年度価格でUS$70前後が見られ、上記他種(US$100以上)と比べ若干安価なようですが、写真6後方の株は1m超えの大株で、このサイスはかなり高額になるかと思います。当温室では写真2に見られるように、幾つかの株に白い布が巻かれています。これは農業用不織布で、同居するVanda以外のランに合わせた温室環境ではベアールート栽培のVandaの根にはやや乾燥気味となるため、通気性や透水性を保ちつつ根周りの湿度を幾分長く保持する目的の処置です。また木製バスケットとしている理由は、根が木肌に良く活着するためで株はクリプトモスで抑えています。
Vanda lombokensisについては、写真1のコルク付けだけでなく、バスケット植えも半々で行っています。これまでフィリピン種以外のVandaの多くは、スリット入りプラスチック鉢に大粒バークで植え付けていましたが、気相や通気性が少ないためか当温室では良い結果が見られず、今年夏季からの植え替えではコルクやバスケットに替え、さらに根の乾燥を嫌う種には根周りに不織布を巻くことにしました。





