Bulbophyllum sanguineomaculatum (Bulb. maculosum)

 昨年12月にマレーシアから持ち帰ったBulb. spがあり、サプライヤーによると、全てのセパル・ペタルにドットのあるBulb. membranifoliumに似た種であるとの説明でした。Bulb. membranifoliumは黄色をベースにドーサルセパルやペタルには点から棒状までの斑点があり、ラテラルセパルにはラインが入ったり、無地が一般フォームです。そのspが今月に入り開花しました。確かにセパル・ペタル全体に斑点が入る派手なフォームでしたが正しい種名はBulb. sanguineomaculatum、シノニムとしてBulb. maculosumでした。

 そこでなぜこれをBulb. membranifoliumに似た、としたのかネットでBulb. membranifoliumを画像検索したところpinterestのサイトBulb. membranifolium名でセパル・ペタル全てにドットが入った種の画像が僅かながらありました。しかし、この画像は蕊柱やリップまたラテラルセパルの形状からBulb. membranifoliumではなく、Bulb. maculosumと判断されます。またorchidspecies.comによるとBulb. maculosumはしばしばBulb. membranifoliumとして引用(誤解)されており、両者は形状的に異なることが記載されています。さらに国内の楽天市場サイトでは、Bulb (cirrphopetalum) . maculosum名で、それとは全く異なるBulb. auratumのような形状のバルボフィラムが販売されていました。

 次にBulb. sanguineomaculatum名で市場価格を検索したところネット上には見当たりません。Bulb. maculosum名ではどうかとこちらも調べたのですが本サイトを除き、また前記した楽天市場での本種名は別種として、該当するものは見当たりません。黄色をベースに赤褐色の斑点をもつ派手なフォームを見ると、人気があっても不思議ではなく、それでは本種は入手難な種なのかと、昨年末からビニールポットに入れられたままの本種をようやく炭化コルク付けに植え替えすることにしました。下写真は今回開花の花画像で、スラウェシ島生息株とのことです。

写真1 Bulb. sanguineomaculatum (Bulb. maculosum)
写真2 Bulb. sanguineomaculatum (Bulb. maculosum)