マーケットではあまり見られない現在開花中の6種

 現在浜松温室ではPhal. amabilisPhal. schilleriana、またDen. anosmum superbum等が花盛りですが、マーケットではあまり見ることのない種も多数開花しています。その中から6種撮影してみました。写真1のDen. treubiiはマラカス諸島生息種で扁平な疑似バルブの先端近くに5㎝程の花を5-6輪つけます。写真2のDen. maraiparenseはボルネオ島キナバル山周辺1,200 m – 2,300mの低温から中温タイプで、本サイトでは低温室にての栽培です。開花は夏とされているようですが本サイトでは通年で開花し季節感はありません。写真3はBulb. incisilabrumで、スラウェシ島900m – 1,200mのコケ林生息の中温タイプです。

 写真4は先月、50株程が纏まって入荷したが何株必要かとサプライヤーに問われ、これまで入手が極めて困難であったため全て持ち帰ったフィリピン標高800m生息のAerides leeanaです。Spurが下方に向いているのが特徴です。本種についてorchidspecies.comでは高輝度マーク(Bright light or Full light)とされていますが、J. cootes氏の著書ではAeridesの中では例外的に低輝度(quite shaded situations)であると説明されており、栽培者の立場からはどちらが正しいのかはっきりしてもらいたいところですが実栽培を通して自分で見つけ出すより致し方ありません。今回入手の株は高温タイプです。写真5は昨年12月の本ページで取り上げたPhal. hieroglyphica flavaです。さく果の採り撒きの時期となりました。写真6は先月紹介したDen. spです。高温環境で次々と花を付けています。これらは現在Phal. hieroglyphica flavaを除き全て販売種です。

写真1 Den. treubii
写真2 Den. maraiparense
写真3 Bulb. incisilabrum
写真4 Aerides leeana
写真5 Phal. hieroglyphica flava
写真6 Dendrobium sp (endertii-like)