またしても不思議な情報をネット販売サイトで見てしまいました。Coel. cristataはヒマラヤからタイ北部に至る標高1,500mから2,600mに生息するクールからコールドタイプのセロジネです。その販売サイトによると標題として”栽培は容易なセロジネ属初心者向き”とあり、さらに夏の暑さにちょっと弱いので、 夏はなるべく風通しの良い涼しい所で栽培、 花期は秋~冬初心者向き、栽培は極めて容易。”とあります。はてコールドからクールタイプのCoel. cristataがどうして極めて栽培が容易で初心者向きなのか不思議です。栽培の秘訣のようなものを教えてもらえるのでしょうか。
traveldo.blogspot.comでは本種について以下の栽培詳細説明があり要約してみました。
栽培平均温度:夏季 昼間21-24℃、夜間14-15℃、昼夜の温度差6-9℃。冬季昼間11-13℃、夜間2-4℃、昼夜の温度差8-9℃
湿度:夏季85%、冬季60-70%
輝度:20,000-30,000lux
通風:常時必要
植付け:植え替えを嫌い、植え替えや株分け後は2-3年間開花が難しい
等です。米国ラン協会のAOSサイトにも詳細記載があり栽培湿度は上記と同じ。栽培温度は6-7℃自然環境より高くても栽培可能とのこと、しかし輝度はかなり高輝度が必要で、強い通風が重要であるとしています。上記は販売サイトでの栽培解説ですが、これだけ詳細に記載することは、米国等では曖昧や誤った販売促進情報で購入者側に損害が出た場合は訴えられるからでしょうか分かりませんが、日本とはかなり異なり経験則に基づく客観的記述が見受けられます。
本サイトでもわずかに栽培していますがCoel. bicamerataと同じクールから中温室です。栽培初心者がこうしたそれぞれ異なるラン栽培情報のある中で、正しい知識を得るためには残念なことに国内に於いては販売サイトからではなく、非営利ネットサイトから複数の栽培情報を集め自身で判断するか、前回も述べましたが蘭友会等に入会することで栽培体験者にアドバイスをもらうことが、その後の失望を回避しランの栽培を楽しむ最も有効な手段と思います。