種名がまだ決まらない?Bulbophyllum sp 2種

 前項で取り上げた新種名Bulb. irianaeと同時に2016年12月に入荷したBulb. sp (restrepia-like yellow)と、2017年5月入荷のBulb. sp (lip yellow)は未だ名称が決まらないのか、情報はspのままとなっています。いずれもニューギニアからの低地生息種で中-高温タイプと思われます。

 Bulb. sp (restrepia-like yellow)はBulb. restrepiaと比べラテラルセパルが長く、反面Bulb. contortisepalumにある捩じれがありません。現状Hoplandra節のネット検索では該当種が見当たりません。ドーサルセパルが黄色、ラテラルセパルの基部から先端にかけて半分がマンダリンオレンジ、半分が黄色のフォームが特徴です。セパル・ペタルの色合いで種別を判定するのは科学的ではなく、orchidspecies.comにはスケッチ図でBulb. obovatifolium(Synonyms:Bulb. harposepalum)があり、記述では似ていますが情報が少なく可能性が高いと言ったところです。

 一方、Bulb. sp (lip yellow)は2017年5-6月の歳月記に記載しましたが、ユーニクな花フォームで開花するとリップの黄色が他のバルボフィラムには見られない程の鮮やかさで印象が強く、未だ種名が決まらないのは不思議です。すでにいずれかのジャーナルに新種名があるのかも知れません。Bulbophyllum alkmaarenseに似ていますが葉形状や花の細部は異なっています。codonosiphon節のネット検索では今の所、該当種が見当たりません。

Bulb. sp (restrepia-like yellow)
Bulb. sp (restrepia-like yellow)
Bulb. sp (lip yellow)
Bulb. sp (lip yellow)