Bulbophyllum cornu-ovis

 Bulb. cornu-ovisをマレーシア訪問で8株入手しました。スマトラ島生息種で2011年登録の新種です。花の形状が独特で、ラテラルセパルがビッグホーン羊の角のように後ろに反り曲がっていることからcornu(ツノ)とovis(羊)と命名されています。本サイトの最初の入荷は2015年12月です。その後しばしばインドネシアラン園のリストに名前を見かけたものの入荷は2年半ぶりです。本種の栽培に有用な情報は今だに不明で、栽培に最も重要な生息域の標高が不明です。

 当初は中温と高温室に分けて栽培をしました。いずれも成長は遅いものの新芽を発生し、開花も見られたため全てを高温室に移動し栽培することにしました。その後、夏季には成長が止まることと、今年の猛暑では明らかに成長に異変が見られたことから本種は中温タイプと判断しました。2年間の栽培で、日中の温度は32℃以上であっても問題は無いものの夜間の温室内温度が25℃を超える日が続くとと成長が思わしくない様態が観測されたためです。よって夏季は山上げ相当種として扱うべきと思われます。標高800mから1,200m程の生息種と推測します。夜間温度が通年25℃以上のマレーシアラン園においても1年以上の維持は困難なようです。下写真1は今回の炭化コルクへの取り付け、写真2は本種の花で中温室にての栽培となります。3バルブ3,500円での販売です。

写真1 Bulb. cornu-ovis
写真2 Bulb. cornu-ovis