Dendrobium dianae

 Den. dianaeは2010年命名のボルネオ島カリマンタン生息の新種です。2016年12月の歳月記に赤と黄色のツートンカラーの本種を紹介しました。その後これまでに数回本種名の株を入荷をしましたが、2回目となる昨年春の入荷株はミスラベルでした。かなり希少種のようで本物の入荷は容易ではありません。昨年10月に3回目となる20株ほどを入手した株はそれぞれ5cmにも満たない子株で、高芽か新芽の株分けと思われる様態(株形状が不揃いで棒付け)でした。この株をスリットプラスチック鉢にミズゴケで植え付け、特に通風の良い場所に置き栽培していたところ成長が活発で、現在20-30cmにまで伸長しています。その1株が開花し撮影したものが下写真上段です。ツートンカラーは本種の一つのフォームで一般的には単色のようです。開花時には薄緑色でやがて黄化していきます。

 本種と似た種にスマトラ島生息のDen. hymenophyllum green(下写真下段)がありますが、Den. hymenophyllumのセパル・ペタルは蝋質であるのに対してDen. dianaeは透明感があり、また距(Spur)が前者はほぼストレートに対し、後者は強く湾曲し先端が前方を向いています。

写真1 Den. dianae
写真2 Den. dianae
写真3 Den. hymenophyllum Green
写真4 Den. hymenophyllum Green