Bulbophyllum cruentum giant

 ニューギニア生息種であるBulb. cruentumは花サイズが3-4cmの一般種と、5cm程のgiantと呼ばれる2つの異なるタイプがあり、マーケットでの価格は前者が2,000-3,000円に対し、後者はその10倍となっています。国内マーケットやサンシャインラン展の海外からのラン園でも4-5バルブで3万円となっていました。

 価格は主にその希少性で高い安いが決まるのですが、3年前に本サイトで取り上げたように、この希少性という言葉についての明確(定量的)な定義がなく、生息数が少ないのか、たまたま需要がこれまでに余りなく、マーケット実績数が少ないだけのことなのか、一部のラン園やオークションなどでは高く売りたい一心からか、希少という言葉が紹介欄に溢れています。原種に関して言えば、安価に入手したものを生息数の科学的な根拠もなく希少という言葉を利用して高額で販売しているのであれば、それはまさしく詐欺です。

 さて本種ですが、バルボフィラム市場としてはBulb. macrobulbonBulb. orthosepalumなどの次に高額となっています。本サイトでは数株を今回入手しましたが、果たして本種が希少種なのか、あるいはこれまでマーケットに流通が少なかっただけかは不明で、そのいずれかを知るのには若干時間が必要です。仕入れ価格から販売価格を単純倍率で決めている本サイトとしては、現在の流通価格の1/3程度を予定しています。下写真はニュージーランドバーク木片に取り付けたBulb. cruentum giantで、中温環境にての栽培です。

Bulb. cruentum giant
Bulb. cruentum giant