Bulbophyllum pardalotum

 Cootes氏著Philippine Native Orchid Speciesによると、フィリピン・ルソン島中央部標高1,200m生息のBulb. pardalotumは中温タイプで、明るい場所に見られるとされます。一方、orchidspecies.comでは標高1,500m以上の低輝度な場所に生息しクールタイプとされ、ここでも情報が異なります。当サイトでは現在100株以上の本種を栽培しています。入荷当初は1,200mとの情報からほぼ全株を中温室にて栽培していましたが、その後、高温室でも問題ないことが分かり、現在8割は高温室に、2割が中温室の栽培となっています。胡蝶蘭Phalaenopsis節と同じ環境で3年経過しましたが成長に何ら問題はありません。標高1,200mという雲霧林に見られる性質か、開花は午前中で、10時を過ぎると、お辞儀をするような姿勢で閉じます。当サイトでは比較的明るい場所での栽培です。

 写真1が一般フォーム(25日撮影)で写真2がSemi-aureaフォームです。写真1は高温室にて筒状支持材で栽培しているクラスター株で、当初50バルブ程でしたが3年間で200バルブ以上になっています。写真2のsemi-aurea種は3年ほど前に100株以上の中から見つかったもので、花色は黄色と云うよりは黄金色でまさにaureaカラーです。この株を2株に株分けし、昨年のサンシャインランや東京ドームらん展に出品したのですが、価格が当サイトでは一般フォームが1,500円に対し、8,000円としたのが高価過ぎたのか購入される方はいませんでした。現在は非買品として株を大きく育てているところです。

写真1 Bulb. pardalotum normal form
写真2 Bulb. pardalotum semi-aurea form
写真3 Bulb. pardalotum cluster