全身が毛で覆われた黒い大型のクモ、タランチュラの名を持つランが浜松温室にて開花中です。コロンビアおよびエクアドルの標高1,500m – 1,900mの雲霧林に生息するクールタイプで、その花は言われてみれば葉裏に、じっと潜んでいるクモの姿に見えないこともないと云ったところです。しかし何度花を眺めてもランとして、どこがセパルやペタルなのかを見分けることが難しい奇妙な形状で、何故にこのような姿に進化し、また何を目印にポリネータはこの花に飛来するのか不思議です。下写真がその株と花を撮影したものです。これまで3年間ほどスリット入りプラスチック深鉢にクリプトモス単体の栽培で入手時から倍程の茎数に成長しています。下写真2は6枚の葉下で同時開花している画像です。現在、南米のランの販売準備のため植え替えを行っており、本種も間もなく植え替え予定です。


