Dendrobium dianae

 先月取り上げた本種名の同一ロットから、ツートンカラーのDen. dianaeが開花しました。2016年マレーシアにて趣味家から開花中の3株程を偶然に分けて頂いてから、マレーシア訪問の度毎にマレーシアラン園を通してインドネシアに発注を行ってきました。結果、2度インドネシアから入荷した株は全てDen. hymenophyllum Greenのミスラベルで今回やっと本物を得ることができました。文字通り3度目の正直です。2010年登録のボルネオ島Kalimantan生息の新種で、野生栽培株のツートンカラーは上記のように容易には入手できません。本種はボルネオ島、一方Den. hymenophylumはJava、スマトラ島で間違えようがないのですが、花でも葉でも似ていれば送ってしまえと言ったインドネシアサプライヤーのよくある話です。これまでの手痛い経験から、野生株であっても花を確認しない限り買うことのできない代表的な種の一つです。下写真は同じ花で写真1は開花3日後、写真1は1週間後の撮影です。日にちの経過とともに黄化してゆくのも本種の特徴です。

 2016年12月の歳月記に記載しましたが当時国内では16,000円の販売サイトがありました。現在は本種に関するマーケット情報は見当たりません。最初の入手は趣味家からの分け株であったため3,000円で販売をしました。僅かな株数でもあり、これらはサイトに紹介と同時に売り切れました。しかしその後の問い合わせも多く、2年間発注を続けたことになります。今回の株は野生栽培株からの株分けと思われ、趣味家からではなくインドネシアサプライヤーからマレーシアラン園経由の入手のため500円プラスしての販売予定です。同じDen. dianaeではあるものの緑単色とツートンカラーとの2つのフォームが混ざっているため、それぞれ花を確認しての販売となります。緑単色株も先月の画像に見られるように透明感のある優しいフォームであることから同じ価格での販売となります。

写真1 Den. dianae(開花3日後の撮影)
写真2 Den. dianae(開花1週間後の撮影)