Phal. minusが開花を始めました。2-3年程入荷が無く、昨年12月にマレーシア経由で3株と、先月初めて現地タイから直接20株程を入荷しました。本種はタイ北部の熱帯モンスーン(季節林)生息種のため大きな気温の変化と共に雨期と乾期があり、こうした複雑な自然環境に生息するAphyllae亜属は栽培が易しいようで結構難しい種です。いわゆる1-2年は何とか持ちこたえるものの、そこから先はやがて葉が無くなり根も枯れてしまうというものです。このような栽培経験をした趣味家は多いと思います。夏季の昼間は30℃以上でも良いのですが、夜間温度が15℃近くまで下がる月が1年に6ヶ月以上(栽培環境にて)となる条件が必要で、これは富山や新潟あるいは福島県以北の地域でなければ実現にはかなりのコストがかかります。
会津では特別な管理をしていなくても、温室栽培で元気に育ち毎年多輪花であったのが、浜松に移ってからは今一つ元気がありませんでした。調べた結論としては上記のなような環境が本種には必要なことが分かりました。本サイトで言えば中温室内の比較的暖かい場所と言ったところでしょうか。夏季に山上げができる人、あるいは上記地域で栽培をしている方は、春から秋にかけてこまめな水分補給さえしていれば丈夫な種と言えます。


