Phalaenopsis fasciata

 フィリピンルソン島からMindanao島まで分布する本種は入手難という訳でもないものの5年ぶりの入荷です。今回はMindanao島からの入手であり、これまでの実績からおそらくPhal. fasciataではなくPhal. reichenbachianaの可能性があります。下写真左は現在の仮植え状態の植え付け待ちです。いずれも丈夫な種であることから2-3ヶ月の間には開花があり確認できると思います。

 入荷から植え付けまでの間、バルボフィラムでよく行うようにトレーにミズゴケを敷きその上に株を並べ、根部分をミズゴケで覆う仮置きは胡蝶蘭原種にはできません。数日で細菌性あるいはカビ系の病気に襲われます。下写真のように根をミズゴケで巻きこれを吊るすことが必須で、この状態で微風を24時間当てます。こうすれば1株当たり3分で仮植えができ、1か月は保管できます。マレーシアラン園ではミズゴケを巻いた筒状の取付材に根を針金で留めて吊るす仮植えを行っています。いずれにしても葉の上や頂芽にかん水時に水が溜まるような姿勢で長期間置くことは避けなければなりません。

Phal. fasciata ?
Phal. fasciata
Phal. reichenbachiana